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スマホ版の見せ方変えて売上200%UP!~EC責任者必見のアパレルモバイルUI最適解~「アパレルECアカデミー特別講義」
2024.02.20
スマホ版の見せ方変えて売上200%UP!~EC責任者必見のアパレルモバイルUI最適解~「アパレルECアカデミー特別講義」
2024.02.20
PV数の9割がスマホ経由になっている昨今のアパレルEC市場。
しかしその平均購入率はPCと比較して低いという統計があります。
その購入率の検証と改善に苦戦して最適解に辿り着けていない企業様も多いのではないでしょうか?
この『スマホ版UI』を最適化し、スマホ経由の購入率を向上させることは、
大きな売上のベースアップに繋がります。
そこで株式会社SmartECの代表取締役の山下社長にご登壇頂き、
豊富な実績から自社ECにおける『スマホ版U I』の最適解を実例を用いてご紹介させて頂きます。
▼登壇者
株式会社SmartEC 代表取締役 山下 健志 デジタル広告配信システムを開発する株式会社フリークアウトに新卒入社。 大手クライアントのデジタルマーケティング支援や、 位置情報を活用した広告製品のプロダクトマネージャーを担当。 その後、株式会社SmartECを創業し、EC向けLP構築ツール「SmartEC」を開発・提供。 | 株式会社フォーピープル 代表取締役 田中 弘武 文化服装学院を卒業後、SPAレディースアパレルで営業・MD職を経験、 その後OEM企業での営業生産職を経て株式会社フォーピープルを設立。 アパレルOEMに加え、EC出店代理店事業やイベント事業を経て、 現在はアパレル業界に特化した転職支援事業を主軸とした営業会社というビジネスモデルを確立。 デジタルとアナログのクロスマーケティングを得意とし、業界内外の様々なネットワークを駆使し事業を拡大している |
ECサイトのアクセスはスマホが9割
10代から35歳の男女に、ECサイトは『スマホ』か『PC』
どちらでアクセスしているかというアンケートをとったところ、
92%から95%がスマホでのアクセスという調査結果。
各社共通、スマホのCVRはPCのCVRより低い傾向がある。
PCのCVR:1.4% スマホのCVR:0.7%
(CVRとはWebサイト訪問者のうち、購入や問い合わせなど
そのWebサイトの最終成果に至った件数の割合のことである。)
スマホのアクセスが9割、スマホのCVRが低いという事実を踏まえると、
スマホCVRの売上インパクトは莫大である。
例えば
<月間10万pv・mobile比率95%・顧客単価1万円・PCのCVR1.4%>
だった場合、
スマホCVR0.7%→売上735万円
スマホCVR1.4%→売上1,400万円 となり、
665万円の売上増加につながる。
この例の場合、2倍ほど上がっているが、0.1%もしくは0.2%上げるだけでも
かなりの売上増加につながる。
結論、
というほど売上インパクトは重要である。
ECの重要KPIはスマホCVR
スマホのECは使いにくい
スマホのECサイトが使いやすいと言う方はほとんどおらず、
『めんどくさい』『ストレスフル』と感じる方が多い。
LINEリサーチにて、
『スマートフォンでのECサイト利用時にストレスを感じたことがあるか?』
と言うアンケートをとった結果、81%の方が
『ストレスを感じたことがある』という結果になった。
サイトが使いにくいとユーザーは離脱する
『ECサイトの利用時に使いにくいと感じた場合どうするか』という調査をすると、
そのサイトから『すぐ離脱する』という方が58%いる。
山下氏によると、『すぐ離脱する』の割合が90%くらいはいると仮説していたが、
『我慢して利用する』の割合が40%ほどだったため、意外に感じたという。
そして離脱したユーザーは戻らない
使いにくいと感じたECサイトは71%がその後も使わないという結果となった。
ECサイトが使いにくいだけで購入率が下がり、このユーザーはサイトに二度ときてくれなくなる。
今のスマホECサイトは使いにくい その結果CVRが低下している
今のスマホのECサイトは『すごく使いづらい。』
そう感じた方が離れていってしまうと言う結果、
購入率が下がっているというところが二つ目の事実。
ECサイトの何が使いにくいのかというところを次に解説。
スマホECのストレスポイントは①ページ往復②画像サイズ③読み込み速度
使いにくい要因は主に3つあり、一つ目が
『商品一覧ページと個別ページの往復が発生する』である。
さらに、『商品一覧ページが一番上に戻っている』
という事態が発生する。
この事態に対し、ユーザーは『長押しをして、別タブで開く』
というすごく手間のかかる回避の仕方をしている。
すぐにページを見なくなっちゃいますね笑
二つ目が『商品一覧の画像が小さい』という点である。
大体のECサイトの商品一覧の大きさは、約2cm程。
大きい画像だと魅力的に見えても、小さい画像だとあまり目立たない商品が多い。
小ページに飛ばないが故に、売れていない商品が絶対にあるはずという山下氏。
この点は、ユーザーにとってもストレスであり、販売者目線で言うと機会損失が起きている。
三つ目は、『ページの読み込みが遅い』と言うところである。
これにはページの読み込み速度が1秒遅れて、
CVRが7%落ちるというリサーチ結果が出ている。
ユーザーのとっても読み込みが遅いとストレスを感じるといった意見がある。
これらの何が根本要因かというと、
『PCのフォーマットを無理やりスマホECにしているから』
だと考えられる。
ただでさえ使いにくいスマホECがアプリ内ブラウザでさらに悪化
スマホのブラウザは『Safari in-app』と『Android Web view』を利用している割合が多く、
約75%を占めている。これらはいわゆるアプリ内ブラウザである。
そのため、アプリ内ブラウザとどう向き合っていくかがすごく重要なテーマとなる。
アプリ内ブラウザは特に使いにくい
①『別タブで開く』が使えない。(タブの概念がない)
アプリ内ブラウザにはタブの概念がなく、1ページしかないため
逐一読み込んでブラウザバックをしなければいけない。
②表示領域が小さい。
画像が小さくなるため、ユーザーは外部ブラウザを開くという
ストレスのかかる購買行動をしている方がいる現状。
③サイトを保存できない。(一度離脱したら戻れない)
メインブラウザの場合、タブを閉じてもサイトは残っているが、
アプリ内ブラウザの場合は消えてしまう。
アプリ内ブラウザで『いいな』と思ったブランドを一回開いても
LINEなどの通知に反応し飛んでしまうと、
もう二度とそのブランドに出会えなくなるという事態が発生する。
そのため、保存性が低いというデメリットがあると分かる。
その結果、CVRが大幅に低下している状況。
スマホEC問題の打ち手は3パターン(アプリ化・PF内SF・MFLP)
①モバイルアプリ化する
モバイルアプリ化のメリットとしては、
最適なUXであり、アプリはホーム画面に置いておくことができるため、
ユーザーが再来訪する確率も高まる。
しかしデメリットもあり、
ダウンロードハードルが高いことや開発のコストが高いことがある。
②プラットフォーム内ストアフロント
ECサイトではなく、プラットフォーム側に商品を掲載するやり方である。
この方法のメリットは、
商品一覧の読み込み速度が改善されることである。
デメリットは、
フォーマットが限定的で、正方形中心の物撮りしか載せられないと言う点。
③モバイルファーストLP
簡単に言えば、フルスクリーンとスワイプ挙動でスマホ用に作ったページのこと。
モバイルファーストLPを用いるメリットは、
フルスクリーンなため、画像が小さい問題を解決できる。
また、スワイプだけするため、ページ移動が少ない。
デメリットは、
自社開発が必要になり、コストや人的コストもかかるという。
①アプリ化
アプリ化は、導入コストも大きく、あくまでもロイヤル層向けの打ち手である。
②PF内ストアフロント
読み込みが速く、導入コストも小さい。
そのため、この打ち手を取っている企業が多いという。
手軽に読み込みが遅いという問題にアプローチすることがが可能である。
③モバイルファーストLP
ページ移動がなく、フルスクリーンで画像を見ることが可能。
しかし、導入コストや人的なコストもかかる。
問い合わせ先
アパレル・ファッション業界求人・転職
株式会社フォーピープル
株式会社フォーピープル
東京都渋谷区神南1-11-3PORTAL POINT SHIBUYA 510
03-3527-1583
info@for-people.co.jp
【事業内容】
▼アパレル特化転職支援・人材紹介
「フォーピープル」
Author Profile
- 株式会社フォーピープル
代表取締役
文化服装学院を卒業後、SPAレディースアパレルで営業・MD職を経験、
その後OEM企業での営業生産職を経て株式会社フォーピープルを設立。
アパレルOEMに加え、EC出店代理店事業やイベント事業を経て、
現在はアパレル業界に特化した転職支援事業を主軸とした営業会社というビジネスモデルを確立。
デジタルとアナログのクロスマーケティングを得意とし、業界内外の様々なネットワークを駆使し事業を拡大している。