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パタンナーに向いてる人の特徴は?必要なスキル・経験を解説

- NEWS

2025.04.30

パタンナーに興味があるけれど、「自分に向いているのか分からない」「未経験でもチャレンジできるのか心配…」と感じていませんか?
ファッション業界の花形として、デザイナーと共に服づくりに欠かせない存在であるパタンナー。実際、服飾系の学校を出ているか、アシスタント経験がないと難しい職業でもあります。
そんなパタンナーですが、服飾系の学校を出ていたり、アシスタント経験がある方でも、実際にどんな性格やスキルが必要なのか明確に知る機会はあまりありません。
本記事では、パタンナーに向いている人の特徴を中心に、必要とされるスキルや活かせる経験をわかりやすく解説します。
パタンナーに興味をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。


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パタンナーとは?役割と必要性をおさらい

パタンナーは、デザイナーが描く服のイメージをパターン(型紙)として具体化する専門家です。
使用する生地の特性や着用シーン、流行を考慮しつつ、正確な採寸と立体的な裁断を通じて「着心地」と「デザイン性」を両立させる重要な役割を担っています。
ファッション業界では商品の売れ行きを大きく左右する存在であり、デザイナーのアイデアが実際の製品として完成度を高めるためにも、パタンナーの豊富な知識と技術が欠かせません。

パタンナーの基本的な仕事内容

パタンナーの主要業務は、デザインや仕様書を基に下記の工程を繰り返すことです。

  • デザイン画や仕様書を読み取り、パターン(型紙)を作成する
  • トワル(仮縫い用の布)でサンプルを作り、フィッティングで修正点を洗い出す
  • 実際の生地を使ったサンプル制作や量産に向けたグレーディング(サイズ展開)を行う

デザインの意図を正しく理解し、寸法の微調整や生地選びのアドバイスも行うため、商品そのものの完成度に大きな影響を与えます。さらに、縫製工程や最終的なコスト管理にも関わることがあり、ファッション企業にとっては非常に重要なポジションです。

デザイナーや生産担当との連携

パタンナーの仕事はパターンを作るだけで終わりではありません。デザイナーのイメージを的確にくみ取り、縫製工場やサンプル室へ指示を出し、仕上がりを何度も確認・修正していく必要があります。
このため、生産担当とのやり取りやコスト・納期調整にも携わることが多く、社内外との連携がスムーズに取れるかどうかが製品クオリティに直結します。デザイン面と実務面の懸け橋となる存在として、パタンナーのコミュニケーション力も不可欠です。

パタンナーに向いてる人の特徴とは

パタンナーは、高度な専門性を要する職種だからこそ、どのような性格やスキルセットを持っていると強みになるのか気になる人が多いでしょう。
ここでは、代表的な4つの特徴を解説していきます。

  • 細部までこだわる観察力がある
  • コツコツと作業を続けられる粘り強さ
  • コミュニケーションが好き・得意
  • ファッショントレンドへの興味・探究心
それぞれ順番に解説していきます。

細部までこだわる観察力がある

型紙づくりでは、ミリ単位の修正が仕上がりを左右します。袖口や襟の形状、ウエストラインの微妙なカーブなど、わずかな違いが着心地やデザインに大きく影響します。
このため、細部に目を向ける観察力や違和感を見逃さない注意力は、パタンナーとして非常に重要です。細かい点をおろそかにせず、完成度を高める意識を持てる人は向いているといえるでしょう。

コツコツと作業を続けられる粘り強さ

パターンは一度で完璧に仕上がるとは限りません。サンプルのフィッティングや量産段階で問題点が発生すれば、何度も修正が必要です。場合によってはデザインそのものが変更になることもあり、柔軟な対応が求められます。
こうした地道な修正作業にストレスを感じすぎず、根気よく取り組める粘り強さがある人ほど、よりクオリティの高い型紙を作り上げることができます。完成間近になっても諦めずに最適解を探せる精神力は大きな武器です。

コミュニケーションが好き・得意

パタンナーはデザイナーだけでなく、生産管理担当や縫製スタッフなど幅広い職種と連携しながら仕事を進めます。相手の要望や意図を的確に汲み取り、自分の考えもしっかり伝えるコミュニケーション能力が欠かせません。
特に、トラブルが発生した時に「どこに原因があるのか」「どう対処すべきか」を関係者とスムーズに話し合い、解決に導ける人はとても重宝されます。

ファッショントレンドへの興味・探究心

服飾業界はトレンドの移り変わりが非常に速いのが特徴です。シーズンごとに新しいスタイルやシルエットが求められ、その変化に対応するためには常にアンテナを張り巡らせておく必要があります。
日常的にファッション情報をチェックし、国内外のブランドコレクションやストリートの動向を研究するなど、トレンドの源流をつかもうとする探究心がある人は、パタンナーとしての表現の幅を広げやすいでしょう。

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パタンナーに必要なスキルと学ぶ方法

パタンナーは、単に型紙を引くだけでなく、チームで服を完成させるための総合的な能力が求められます。
ここでは「テクニカルスキル」と「ソフトスキル」に分けて、具体的に解説します。

テクニカルスキル:CADや裁縫技術など

パタンナーは正確かつ効率的に型紙を作成し、修正する力が必要です。紙ベースでのパターンメイキングに加え、最近ではCAD(コンピュータ支援設計ソフト)を使ったデジタルパターン作成も主流になりつつあります。
また、縫製工程を理解するための基本的な裁縫技術も欠かせません。実際にサンプルを縫ってみることで、型紙だけでは気づけない問題を洗い出す力が養われます。

手作業とデジタルの両立

デジタルツールを使ったパターン作成は効率面で優れていますが、実際の布を扱う手作業の感覚も依然として重要です。生地の落ち感や厚みはソフトウェアでは完全に再現しきれません。
紙パターンとCAD、それぞれの利点を理解して使い分けることで、どんなデザインにも対応しやすくなります。

服飾系スクールや専門講座で学ぶ

本格的にパタンナーの技術を習得するには、服飾系の専門学校や講座を利用するのがおすすめです。授業内での実習や講師のフィードバックを通じて、知識を体系的に身につけられます。
特に、卒業制作やインターンシップを通じて本物の現場を体験できる機会があると、就職後の即戦力としてアピールしやすくなるでしょう。

ソフトスキル:コミュニケーション力と問題解決力

パタンナーの仕事では、チームワークや柔軟な対応力が強く求められます。デザインや生産工程、販売戦略など、多角的な視点を持つ人と連携しながら服を仕上げていくためです。

社内外のやり取りに欠かせない要素

生産スケジュールの遅延やコスト面の問題など、ファッション業界では常に想定外のハプニングがつきものです。そうした場面で必要になるのが、誠実さと冷静な判断力を伴ったコミュニケーション能力です。
相手の立場を理解しつつ、自分の意見を伝える方法を工夫できると、プロジェクト全体がスムーズに進行しやすくなります。

実践的な現場経験が成長を加速させる

どれだけ知識があっても、現場で起こるトラブルは座学だけでは対応しきれません。試行錯誤を繰り返す中で、実際の縫製工程やスケジュール管理、コスト調整などを体感的に理解していくことで大きく成長できます。
問題解決力は、一度身につけばあらゆるプロジェクトで応用できる“武器”になるため、積極的に現場経験を重ねることをおすすめします。

転職・就職時にアピールしたい経験や資格

パタンナーとしてのスキルを活かして転職・就職を目指すなら、どのような経験や資格が評価されやすいのかを知っておくと有利です。
ここでは、企業が注目しやすいポイントを2つ解説していきます。

  • 服飾系の学歴や資格
  • アパレル業界でのアルバイトやインターン
それぞれ順番に解説していきます。

服飾系の学歴や資格

服飾系の専門学校や大学で学んだ経験は、基礎知識が体系的に身についている証明になります。
さらに、「パターンメイキング技術検定」など専門性を示す資格を取得していると、書類選考や面接での評価が高まりやすいでしょう。
企業によっては「どんな作品を作ってきたか」を重視するケースもありますので、卒業制作や自主制作の作品をまとめたポートフォリオも用意しておくとより効果的です。

アパレル業界でのアルバイトやインターン

直接的にパターンを引く仕事でなくても、アパレル業界での現場経験は大きな強みになります。販売スタッフとしてお客様のニーズを肌感覚で学んだり、縫製工場やサンプル室でアシスタントをしたりといった体験は、履歴書だけではわからない「実践力」を証明する材料になります。
特にインターンでは、実際の製品づくりに携われる機会も多く、業界のリアルを知るきっかけとなるため、今後のキャリアにプラスになるでしょう。

まとめ

パタンナーは、服の着心地やシルエットを決定づける重要なポジションです。
細部への徹底したこだわりや、粘り強く修正を続ける姿勢、そして柔軟なコミュニケーションができる人ほど活躍しやすいでしょう。
服飾系の学歴や資格、アパレル業界の現場経験を組み合わせることで、パタンナーとしての専門性をさらに高められます。
この記事を参考に、自分に足りない要素を見極め、キャリアアップにつなげてください。

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Author Profile

田中 弘武
株式会社フォーピープル
代表取締役

文化服装学院を卒業後、SPAレディースアパレルで営業・MD職を経験、
その後OEM企業での営業生産職を経て株式会社フォーピープルを設立。

アパレルOEMに加え、EC出店代理店事業やイベント事業を経て、
現在はアパレル業界に特化した転職支援事業を主軸とした営業会社というビジネスモデルを確立。
デジタルとアナログのクロスマーケティングを得意とし、業界内外の様々なネットワークを駆使し事業を拡大している。

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