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アパレル店員(販売員)の給料・平均年収は低い?月収や年収UPのコツ

- NEWS

2025.04.30

「アパレル店員として働いてみたいけれど、実際の給料や年収がどれくらいなのか不安……」そんな悩みを抱えていませんか?
アパレル店員はブランドや勤務地の違い、さらには正社員やアルバイトといった雇用形態によって、給料の水準は変わります。
さらに、月々の給与だけでなくボーナスや各種手当の有無など、見落としがちなポイントも意外と多いものです。
本記事では、アパレル店員(販売員)の平均年収や手当の種類、そして実際に給料を上げるための具体的な方法をわかりやすく解説します。
アパレル店員(販売員)の平均年収や給料が気になるという方は、ぜひ本記事を参考にしてください。


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アパレル店員(販売員)の給料は本当に低い?気になる平均年収

「アパレル業界は給料が低い」というイメージを持つ方もいますが、実際は雇用形態やブランドの知名度、個人のスキルなどによって大きく変動します。
正社員の場合は年収ベースでおおむね約350万円程度が相場とされますが、高級ブランドや店長クラスになると400万円以上を目指せることも少なくありません。
ただし、アルバイトやパートの場合は時給制が中心で、月収にすると15万~20万円前後となりやすいのも事実です。
こうした数字を見ると確かに低く感じるかもしれませんが、販売ノルマやインセンティブの仕組み次第では収入を増やすチャンスもあります。

アパレル店員(販売員)の給与・ボーナス

アパレル店員の給与は、未経験でスタートする場合は月給20万円前後からスタートすることが多いです。経験者や店長候補で採用される場合は、初任給が月給25万円以上になるケースもあります。
また、ボーナス(賞与)は一般的に年2回支給されることが多く、月給の1~2か月分が目安といわれます。業績連動の場合もあり、店舗の売上目標達成や個人の販売成績次第で変動することがあります。
一方、アルバイトやパートではボーナスがでないのが一般的ですが、その分シフトの融通が利いたり、ダブルワークがしやすいなどのメリットがあります。

ブランドによる給料の違い

アパレルブランドごとにコンセプトやターゲット層が異なり、給与水準にも差が出ます。高級ブランドやデザイナーズブランドの場合、1着あたりの単価が高く販売目標も大きく異なり、店舗での売上実績と会社でも売上規模に関し給与基準も大きく異なります。

また、ファストファッション系は製品価格が比較的リーズナブルな分、月給や時給のベースはやや低めになるケースがあるものの、店舗数や顧客数が多いためキャリアアップのポジションが豊富というメリットがあります。
給与だけでなく、教育制度やブランドの将来性なども含めて比較検討すると、自分に合った環境を選択しやすくなるでしょう。

アパレル店員(販売員)販売員以外の職種との比較

アパレル業界には、販売員以外にもデザイナー、パタンナー、バイヤー、MD(マーチャンダイザー)などさまざまな職種があります。
これらの専門職は経験やスキルによって年収の上限が高くなる場合もあり、特に人気ブランドのデザイナーやバイヤーなどは年収500万円以上を得ることも期待できます。
一方、販売員は日々の接客を通じて顧客の生の声を聞けることが強みであり、商品やトレンドに関する実践的な知識を身につけやすい職種ともいえます。
販売員として現場のノウハウを習得してから、バイヤーやMDへキャリアチェンジするルートも十分に可能なので、長い目でキャリアを考えると販売員経験は大きな武器になるでしょう。

勤務地域による給料の違い

勤務地によって給料の相場は変わります。東京都や大阪府などの大都市圏は家賃や物価が高い分、人材確保のために時給や月給の相場が高いケースがあります。
逆に地方では、同じ企業でも給与水準が低めに設定されていることが多いですが、生活コストを抑えられるため実質的な手取り感は変わらないことも。

地域年収目安
北海道・東北約378万円
甲信越約400万円
関東約389万円
東海地方約408万円
関西約405万円
中国地方約349万円
四国約357万円
九州・沖縄約349万円

上記のような相場はあくまで目安であり、役職によっても異なります。地域差を理解しておくと給与交渉や就職活動時に役立ちます。
特に、大都市で経験を積んでから地方に転職する場合などは、給与の比較だけでなく生活コスト面も合わせて検討するとよいでしょう。

アパレル店員(販売員)の主な手当や制度

アパレル企業には、スタッフを支援するためのさまざまな手当や福利厚生制度が用意されています。
ここでは代表的な手当・制度を紹介しつつ、実際にどのように活用すれば給与面・生活面でメリットを得られるかを解説します。

社員割引制度

多くのアパレル企業では社員割引制度が存在し、80%ほどの割引率が一般的です。
お気に入りの商品をお得に手に入れられるのは大きな魅力ですが、「良い商品があるとつい買いすぎてしまう」というケースも少なくありません。
上手に活用するためには、必要なアイテムを厳選し、シーズンごとに購入計画を立てるなど、自身の消費行動をコントロールすることが大切です。>/p>

制服手当

ブランドイメージを統一するため、スタッフには専用の制服やドレスコードが求められることが多いです。
制服手当がある企業では、シーズンごとに制服が支給されたり、指定ブランドの商品を割引価格または無償で購入できたりします。 特に高価格帯のブランドで働く場合、制服手当の有無は出費の大きな違いにつながりますので、求人要項や面接時に確認しておくと安心です。

残業手当

アパレル店員はシフト制が多いものの、セール期間や繁忙期には残業が発生しやすくなります。
残業手当は法定通りの割増賃金が支給される企業がほとんどですが、中には固定残業代制を採用している場合もあるため、就業前に契約内容をしっかり確認しましょう。
また、店舗の営業時間外に行う棚卸しやミーティングなどがどのように扱われるかについても、明確なルールを確認しておくことでトラブルを防ぎやすくなります。

通勤手当

通勤手当(交通費)は、実費精算か定期代の全額支給が一般的です。ただし、上限額が設定されている場合もあるため、通勤にかかる費用が高いと支給額で賄えないケースがあります。
また、店舗によっては車通勤やバイク通勤を認めていないこともあるため、地方や郊外で働く場合は駐車場の有無と合わせて確認が必要です。通勤手当が給与に与える影響は意外と大きいので、就職・転職の判断材料に入れておくとよいでしょう。

アパレル店員が給料を上げる方法は?

「収入を増やしたい」「もっと稼げる方法はないのか」と悩む方は多いでしょう。
ここでは、実際にアパレル店員として働きながら給料を上げるための具体的な方法を紹介します。これから転職やキャリアアップを考える方にも役立つ情報なので、ぜひ参考にしてください。

インセンティブの獲得

個人売上や店舗売上に連動したインセンティブが設定されている企業では、接客スキルや商品知識を磨くことで収入アップが期待できます。
お客様のニーズを的確に把握し、提案する力を身につけることでリピーターや客単価の向上が見込めるでしょう。
販売件数だけでなく顧客満足度を重視するブランドもあるので、自社が求める接客スタイルを把握して行動することが成果報酬を得る鍵になります。

店長などの役職につく

店舗運営に関わる店長や副店長といった役職に就くと、役職手当や管理職手当が支給されます。
店長になるとスタッフの教育やシフト管理、売上目標の策定なども担当するため、業務範囲は広がりますが、その分やりがいや実績に応じた評価を得られやすいポジションといえます。
もし店長ポストが埋まっている場合でも、副店長やリーダーなどの準管理職ポジションで経験を積んでおくと、将来的に店長へ昇格しやすくなるでしょう。

語学力など対応スキルの向上

インバウンド観光客が多いエリアや海外展開しているブランドでは、英語や中国語、韓国語などの語学スキルがあると接客で大きなアドバンテージを得られます。
外国語を活かして販売実績を上げると、その貢献度が認められ給与アップや役職登用につながるケースも少なくありません。
また、SNSでの情報発信スキルやスタイリング提案力など、他のスタッフにはない強みを身につけることで、自分の市場価値を高められます。

別職種へのキャリアチェンジ

販売現場で接客経験を積んだあとは、本社機能として商品企画やバイイング、プレスなどの専門分野に進む道もあります。
特に商品企画やバイイングでは、「どんな商品が売れるのか」を現場視点から考えられることが強みとなり、交渉力やマーケティング思考も磨かれます。
デザイナーやMDを目指す場合は専門的な知識や資格が求められることもありますが、販売経験を積むほどにリアルな消費者ニーズを理解できるため、キャリアチェンジ先でも武器として活かせます。

他社への転職

どうしても現在の職場での給与アップが見込めない場合は、条件の良い他社へ転職する方法も検討してみましょう。
アパレル専門の転職エージェントや求人サイトを活用すれば、ブランド別の給与テーブルや福利厚生、キャリアパスの情報などを効率的に集められます。
面接ではこれまでの販売実績や店舗でのマネジメント経験をアピールすることが重要です。自分がどれだけブランドの利益に貢献できるかを具体的に示すことで、好条件を引き出しやすくなるでしょう。

まとめ

アパレル店員(販売員)の年収は、ブランドや勤務地、雇用形態など複数の要素によって大きく左右されます。
平均すると350万円前後が目安といわれますが、ハイブランドや店長クラスを目指せば400万円以上も不可能ではありません。
インセンティブの活用やスキルアップ、転職など、給料アップの方法はさまざまです。自分に合った働き方やキャリアプランを明確にして、納得のいく収入を目指しましょう。

for peopleは、社員全員がアパレル業界出身のメンバーで構成されており、アパレル業界に特化した転職支援・人材紹介事業を展開しています。
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株式会社フォーピープルの強みは

①社員全員がアパレル業界出身なので業界知識に精通している!

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③未経験から本社職にキャリアアップできるスクール事業を展開している!

また、毎週火曜日夜のみ原宿でオープンするアパレル関係者限定のBar “Fashion Tuesday”事業や、

アパレル業界に特化したEC・SNSの運用支援事業なども展開しています!

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Author Profile

田中 弘武
株式会社フォーピープル
代表取締役

文化服装学院を卒業後、SPAレディースアパレルで営業・MD職を経験、
その後OEM企業での営業生産職を経て株式会社フォーピープルを設立。

アパレルOEMに加え、EC出店代理店事業やイベント事業を経て、
現在はアパレル業界に特化した転職支援事業を主軸とした営業会社というビジネスモデルを確立。
デジタルとアナログのクロスマーケティングを得意とし、業界内外の様々なネットワークを駆使し事業を拡大している。

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